nuubasu真詩 【旅】 旅に出たいなあ トマトとニンジンだけ持って いや なにもいらない 旅に出るのに 旅以外に必要なものなんてないのかもしれない 旅に出たいなあ nuubasu真詩
2018年5月のブログ記事
-
-
nuubasu真詩 【歩道橋】 声には 万華鏡のような 世界のそれぞれの おとがすべて こめられている 例えば歩道橋で あたたかい気持ちに なったなら それはあなたを 愛する者の はるかな声 nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【ということで】 賑やかに人々が 集まっていても 誰かが一人そこに来ていないと とても寂しい 百人集まる予定の会に 百人集まっても 一人いないような気がする ことがないか? 俺はある nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【広場】 鳥 広場に降りず 声 数万キロ 翔る あるんだと 気づかせる 暖かく やさしい 広場 nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【風】 思い出してしまうと風が言ったけど いつか来た場所だとしても新しい nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【波音】 退散する 音のあがきを 波音とする 脚光を浴びることなく 波の飛沫を 浴びて歩く 圧力として 適度に降りかかる 恐怖は 根源の 永遠の 恐怖を 和らげる働きなどしない! ただ下品なだけだ! 裸の存在として 小さなひとつの 島として 波の音を聞く nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【祝福】 芯のある世界は 常に様相を 変化させながら そこにある 日溜まりの もんように 愛をとり置いたままで 旅を続ける 鍛え上げられた 間奏を持って 旅を続ける きみを祝福する nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【不思議】 星よりも 近いところに 笑顔がある とても不思議な ことだと思う nuubasu真詩
-
-
nuubasu真詩 【今のところ】 息を潜めて うかがってるだけかい だとしたら 今のところ 正直なのは ニワトリだけだ 朝 夕 たすけてぇぇぇぇぇ nuubasu真詩
-
-
nuubasu真詩 【草蝉】 南城市の 裏の丘に 草蝉 その蝉はとても 小さい ある日 草蝉を 両手で 包んだ 持ち帰ろうかと しかし両手を開いた 草蝉は飛んだ 僕は 海へと続く坂道を降りた あの日 僕は 飛翔という みやげを 持って帰ったんだ nuubasu真詩
-
-
nuubasu真詩 【進化】 適当な 天体にでも 乗せとけば しばらく執着するだ ろう という いい加減さで 設定されている かもしれないぜ 生物の進化なんて nuubasu真詩
-
nuubasu真詩 【帰る】 帰りついた場所 からさらに どこかに帰ろうとすることはないか 俺はある nuubasu真詩
-
-